輸入と為替とうまい棒

輸入と為替とうまい棒

おはヨーグルト。
週明けから、これだ。

 

自分でも東京に1週間いって
疲れてしまってるんだと思う。

 

昨日爆睡したのに、まだネムい、
シモネタを言うつもりはない。

 

「うまい棒」

 

お菓子の名前だ。
金額を知っているだろうか?
10円だ。

 

しかも、
うまい棒は30年以上も10円のまま。

 

30年間、インフレや円安や増税にもめげず。
10円なのだ。

 

マーケティングで言えば、
値上げしようよと、
便乗値上げしかないだろう?

 

とおもうんだけど、
1979年7月に発売してから値段を変えていない。

 

そして36年間も売れ続けている、

 

最近では30本入りなども人気でよく売れるのだそう。
意外なことに1本10円なのに年間売り上げが40億円を超える。

 

さらに
生産ラインも最適化されていて、
「作れば売れる」という状態を維持している。

 

チョコ味のうまい棒が短く小さいのを
チミは「あれ?なんでかな?」と思ったことがあるだろう、
鋭い、鋭い指摘だ。

 

何を隠そう粗利益のコントロールは
この「長さ」を調節することで行われている。
約11.5センチから約9.5センチに短縮し
内容量では7から9gが5から6gにして
原価の高騰を吸収している。

 

もしチミが40億円規模のビジネスを始めるなら
是非うまい棒をオススメする。

 

本数に直すと
年間4億2000万本以上売れ
一日の売り上げは140万本

 

これだけの本数なら生産にかかるコスト削減は
もっとも大事だと思うが、実は他にも要素がある。

 

実際材料は海外から仕入れており、
粗利益は「為替」が大きく影響をあたえている。

 

特に小麦粉とコーンは円安の影響で価格が高騰し続けており
うまい棒が、カールとおなじ長さになる可能性も
専門家より指摘されている。

 

利益の為に長さを調節する際に
うまい棒がおこなったキャンペーンがこれだ

 

「短くなって美味しさアップ!」

 

ウマイ棒だけあって
美味しさ
という計測できないものに替えたのだ。

 

私ならまとめ買いを促進するために
10本買えば、百円キャンペーンとして
こんなコピーで売ろうと思う。

 

おもしろいダジャレができました
「この百円食べて」
「ヒャー食えん」

 

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スベったね
スベりましたので話を続けていこうと思う。

 

それだけではなく、うまい棒は
固定費を削減するために、
工場を保有していない。

 

外部化しているのだ。

 

商品企画を契約工場と話し合って生産することで
人件費や工場の維持費などがかからない仕組み。

 

必要本数を製造したら、
それ以上は作らないのだ。

 

36年間も同じ商品を製造しているなら、
工場を保有しても削減できそうなものなんだが、
それをしない、

 

なぜなら、工場を持ってしまうと

 

・余ったラインで
新商品をつくらなければならなくなったり、
・在庫しようとする
・さらに営業で販売を拡大しようとし、取引先に押し付けたり
・その結果値引きしたり

 

作ることが先行するために
売る努力が更に収益を圧迫することになる。

 

だからこそ、うまい棒は
契約工場で必要な分だけ作られるのだ。

 

その生産体制のなかで
1年に1から2種類の新商品を出し、
売れないものは躊躇せずにやめている
逆にそれがプレミアが付いたりしている。

 

チョコ味などは一年でも販売時期が限られている
バレンタインの前後のチョコが溶けにくい時期を選んでいる。

 

10円といえども、
・価格を変えなくても
・商品を売ることも、
利益を生み出すことが可能だ。

 

そのための教科書の様な存在がうまい棒なのだ

 

チミの会社では、
36年以上愛されるための施策がなされているだろうか?
キャンペンーや気買うは一発で終わっていないだろうか?
内製化や外部化の見極めも長期的視点で作られているだろうか?

 

自分で商品を生み出すときに問いかけてみようと思う。

 

ーヤマタク

 

PS:
これらも、元々は
オイルショックの頃に
「子供が安いお小遣いで買えるお菓子を」
という思いから生まれている。

 

商品はそういった世界を実現するための手段。

 

その位置づけで作成されたからこそ、
36年間も愛され続けているヒット商品になれたんだ
そう感じている。

 

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山本 琢磨

株式会社オレコンの山本琢磨です。