電化製品のデザインで洋食器が売れる  〜6.7倍になったサイトのヘッドバナーデザイン〜

考え方トラストフォーマット

どうもヤマタクです。

前回のオ○ニー事件から
「いいデザインってなんなのか?」
という考えに取り憑かれた僕は、
会社のWEBサイトが許せなかった。

WEBを作るのも、広告を作るのも、
それほど違いはないにも関わらず・・・

1箇所改善するだけで数万円。
毎月サーバ代やら何やら30万円も
外注業者に払ってたのだ。

こちらは必死で作って、それ以下の給料・・・。

「社長、外注に出しているWEB制作
自社で内製化出来ないでしょうか?」

金額も交え、
「もし、こちらで運用できたら給与をあげてもらえないか?」

ちゃっかり、自分の給料が上がる交渉をした。

その結果・・・

サイトを自社で運用することになったんだけれども
いつもの仕事もある。

正直最初は徹夜して作ったりしてたんだけど、
それも当然ずっとデキるわけでもなく、

正直言って、簡単にWEBを作れないか?
って考える用になった。

当時WEBサイトには表紙ページってのがあって、
「スタート」とか「Enter」とか「入り口」って
ボタンを一回クリックしないとサイトに入れなかった。

なぜなら、その頃日本ではまだ
ホームページは会社のパンフレットの延長。
って思われてきたからだ。

一方海外では
アップルのサイトはなんと表紙ページがなかった。

そして多くの情報量を、タブナビゲーションでまとめていた
購入までのクリック数の少なさにも驚いた!

Amazonもこの頃からタブナビゲーションを取り入れ、
ワンクリックで変えるサイトを提供して話題になっていたほどだ。

・方やパンフレットの延長の日本
・方や少ないクリックで情報に到達することを考えていた海外

どちらを選ぶべきかは明らかだった。
当時からマッキントッシュ好きだった僕は、
当然アップルのWEBサイトも好きだったので

「この海外の進んだ考え方や設計を
パンフレットの延長線でしかない
洋食器のホームページで使ったら
一体どうなるんだろう?」

そう考えるとわくわくしてやらずに要られなかった。

早速、仕事が終わった夕方以降に着手に入り、
約1ヶ月ほどでほぼそっくりなレイアウトとカラーで
洋食器サイトが完成。

・・・するとどうでしょう。

売上が従来のサイトの2倍も出ることになった。
月商1000円未満だったサイトが月商2000万円になり
検索エンジンでも上位に商品が掲載された。

家電製品を売ってるアップルのデザインで、
洋食器も売れたのだ。

逆に華やかな色や柄を背景に敷き詰め、
ヨーロッパの地図を描き、歴史と伝統を感じさせるような
デザインは売れなかった

何が違うんだろう?

違いは分かるけど、どうして売上に差が出るのか
その差を生み出す違いは何なんだろう?

それは、
・ちょっとしたレイアウト崩れだったり
・圧縮しすぎた画像の荒れだったり
・文字の不規則なバランスだったり
・ページごとの統一感のなさだったり
・表紙ページだったり
・クリック数の多さ
・ナビゲーションのわかりにくさ
・ページを見るための独自のルール

これらが、アップルのデザインにすることで
全て解決された。

・崩れないシンプルなレイアウト
・圧縮の要らない白い背景と、色数の少なさ
・文字サイズはmacのオペレーションシステムを同じで

読みやすく、見慣れていた
・どのページに行っても同じデザインという統一感で
・表紙ページは無く
・3クリックで購入でき
・ナビゲーションはタブ型で自分がどこに居るのか現在地が分かりやすく
商品がどこにあるのかわかりやすく混乱しない
・ページを見るルールはwindowsやアップルの標準画面と同じ

すでにお客様が使い慣れたデザインとフォーマットに変わった。

これまでのホームページは、
自分たちは使い慣れ、見飽きていたが
お客様の殆どは初めてということをいつの間にか忘れ・・・

より細かく、
より複雑に、
マニアックに。

改善に改善を重ね続け、
余計な機能や情報が溢れ返っていったのだ。

クライアントから相談された
女性向けダイエット商材のアフィリエイトページも
同じく、余計な文字やデザインが溢れ、複雑になっていた。

「このページを利用する人はどんな人なんだろうか?」

その問いを投げかけると、

「30代後半でダイエット機器にお金がかけれる人」

と言うものが上がってきた。
どういうものに見慣れ、使い慣れているか?

女性が買い物をする時に見慣れているもの、
、、、それは「ファッション雑誌」だ。

パラパラと喫茶店や美容室や、家でめくり、
自分に似合うファッションをやコーディネートを探す。
コンビニにも並び、雑誌棚の半分以上を占める。

そこで、女性雑誌の中でも

・30代以上向けの雑誌で
・ダイエット特集
としているページをっ徹底的に集め

共通したフォント、背景色、文字サイズ
書かれているコピーの構成など
徹底的に参考にし、15分でページを作った。

・・・するとどうでしょう。

そのサイトの滞在率が6.7倍になったのだ。

つまり、商品は全く同じでも、
お客様は、同じように買わない。
見た目がが見慣れていて、信頼できるものを選ぶ。

トラストフォーマットを選ぶのだ。

ただ、残念なことに、、、
お客様によってトラストフォーマットは違う。

例えば、20代は郵便物をよく見るし、

そのDMではどんな
フォーマットが信用されてるかというと、、、

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「購入・利用経験あり」先のDMでは

「役所などからの案内」70.0%
「利用明細・請求書」64.7%
「修理や定期点検のお知らせ」41.2%
「保険などの更新・見直しの案内」36.0%

など実際の取引関連や公的なもののスコアが高く

「クーポンの案内・プレゼント」50.5%
「特売・セール・キャンペーン案内」46.0%
「イベントの案内」45.5%
「カタログや情報誌の送付」41.7%
「新商品・サービスの案内」38.3%
「試供品の案内・プレゼント」38.8%

などの具体的メリットのあるものがこれに続く。

「DMメディア実態調査2016」報告
一般社団法人日本ダイレクトメール協会 より
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全ての人に信頼を得ているフォーマットは、
・役所風
・明細書風
・お知らせ
・保険更新の見直し
だった。

これを使ったフォーマット商法として
ウマイ事例があるのでみてもらおう。

事例)
ケーブルテレビ&インターネット回線もBaycomは
「回線速度の調査と見直し」

と称して営業活動をし切り替えに成功している
これは、慢性的な「回線が遅い」という問題があり
見直したいなぁと常々思っているからだ。

そこへ、
・お知らせ、で定期点検を
・調査した結果、更新の見直し
という2つのフォーマットでセールスするのだ。

ここまでの事例を見て、
あなたはトラストフォーマットを使う?

それとも使わない?

ーヤマタク

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