暗闇での修行(後編)

考え方

ワンピース美女が現れたところで終わった前回。

今回、いよいよ暗闇へ入って行くことになった

Sモト
Kさん
ワンピース美女
ワシ

の4名が持っているものを全て没収され、
黒いTシャツに黒いバンツの係のオネーサンに誘導され

入口のドアへ、

ドアをくぐると、
6畳ぐらいのの広さの明るい部屋、
膝位の高さの丸い椅子が6つ円形状に等間隔に並んでいた。

そして、奥の壁には暗幕がかけられていた

「怪しい、あやしすぎる」

全員が緊張し、なんとも言えない雰囲気の中、
黒いオネーサンから「座って下さい」と言われ
全員が座る、そうするとこの体験についての説明が始まった。

全員の身につけている音のするものや、
落とすと分からなくなるようなものを没収。

ついにメガネも没収
鼻メガネの顔が鼻だけになった瞬間。

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「暗くしていきますね〜」

ただでさえメガネを外し、のび太なら目が3になっているのに
照明がだんだん落ちていく、、、

薄暗くなった状態で、立ち上がり
暗幕の向こうに行くよう誘導され

暗幕に到着すると
「もう一段暗くします。」

さらに暗くなり、人がいる事がかろうじて分かる明るさに

「私はここまで、こっから交代」
「暗闇のスペシャリストの登場です!」

カチャ。
奥の扉から出てきたのは視覚障害をもったAさん

「こんにちわ〜Aで〜っす。」
部屋とは対照的な明るい声に驚いた。

最初に視覚障害者の手となり目となる
「白杖」を一人一本渡され、使い方の説明。

ワンピースさん「意外と軽いんですね」
ワシ「そう言われると傷つきます」

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Aさん「皆さん暗闇ってどんなイメージですか?」

Sモトさん「なんか怖いというか不安と言うか」
Kさん「いいイメージじゃないです、ネガティブな感じ」

ワシ「僕の人生みたいですね」

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Aさん「これから暗闇に入っていきますが、
きっと、暗闇イコール楽しいに
変わってしまうでしょう。」

Kさん「たのしみ〜」
Sモトさん「ドキドキしますね〜」

ワシ「オラ興奮してきたゾ!」

Aさん「それじゃぁ、、、真っ暗にします」

そうして本当に真っ暗になった。
本当になにも見えない、どんどん不安になる。
まず、何かに触りたくなる、
そして、白杖で地面を確かめる

それでも何か目の前に黒いもやもやしたものがあるような
そのモヤに手を伸ばし、何もないことを確かめる

Aさん「それではドアの向こうに行きましょう」

カチャ
「Sモトすすみま〜す」
「Kもドアにはいっていきま〜す」
「ワンピースも歩きます」
「ヤマタク動きます〜」

それぞれが自分の名前と動作を回りに伝えながら進みます。
いよいよ、中へ。

続きは明日。

ヤマタクと

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