『スタンフォード監獄実験』のウソ

考え方コピーライティング

どうも、ヤマタクです。

 

チミは『スタンフォード監獄実験』をご存知だろうか。

 

スタンフォード監獄実験とは、

1971年8月14日~8月20日までアメリカ・スタンフォード大学で
心理学者『フィリップ・ジンバルドー』の監督・指導の下

同大学内の講堂を〔刑務所〕に見立て、

 

【普通の人間がある特別な状況下や特別な肩書きや地位を与えられると

その役割に合せて行動してしまう】

ということを証明しようとした実験だ。

 

この『スタンフォード監獄実験』は、

 

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私たち人間が暴虐的な制度へも自然に同調してしまう、

そうした性質を持つことをまざまざと示す。

 

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と教科書にまで掲載され、刑務所制度や犯罪学の分野を超えて

影響力を持つまでになっていた。

 

しかし、それは間違っていたのだ。

 

実は 『スタンフォード監獄実験』は

心理学者のアレクサンダー・ハスラムらが

再現可能かの実験を試みたが、いずれも失敗に終わっていた。

 

結果に疑問をもった彼らによって

実験の調査が続けられた結果、

なんと、スタンフォード監獄実験の看守役が

実験者から「演技指導」をされていたことを示す

証拠(音声テープ)が出てきた。

 

つまり、 『スタンフォード監獄実験』 は

「自然に」そうなったのはなく、

「外部からの」影響である可能性が高くなったというワケ。

 

肝心なのは、実験に再現性がなく、

同調は自然・盲目的・必然的に

起きるのでは無かったということ。

 

テープを入手したニューヨーク大学の

社会心理学者ジェイ・ファン・バベルは

以下のように批判している。

 

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「ジンバルドーはこの点について甚だ間違っていただけではなく、

そのパブリックコメントによって何百万人もの人々を欺き、

この実験に関する虚偽の話を受け入れさせたのだ」

 

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さて、ビジネス的な面から見てこの話から学ぶべきなのは

 

・再現性のないものはあてにならないということ

・同調は『働きかけがない限りは』起こらないということ

 

この2点だろう。

 

経営者がやるべきことは再現性がある仕組みを作ることだ。

 

自分だけしかできない→だから自分がやる

これは非常にヤバイ。

生産性が低い『ただの作業』をしてしまっている。

これではチミたちの時給は上がらない。

 

また、自分が何もしなくても社員(スタッフ)たちが

会社のために一致団結して頑張ってくれるだろう。

 

このようなカンチガイをしていないだろうか。

 

そこもまた経営者の 意識的な働きかけが必要なのだ。

社員たちが一致団結して目標に突き進むように

誘導するのが経営者の仕事なのである。

 

そう、同調は働きかけがない限りは起こらないのだ。

 

 

- ヤマタク

 

 

PS:

それっぽいことを言っていても本当に正しいのか。
当たり前だと思われている常識を疑うことが

新しいビジネスチャンスを生み出すことにもつながる。

 

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